猫発明品

猫が使わなくなっても、そばに置ける。飛騨産業の猫家具「medel」という発明

投稿日: 2026年9月25日 最終更新日: 2026年9月25日
猫が使わなくなっても、そばに置ける。飛騨産業の猫家具「medel」という発明

飛騨産業の猫家具「medel(メデル)」をお借りしました

こんにちは。今日は気になった猫家具のお話を。

猫のための家具を眺めていて、すごーく気になるものを見つけたので
メーカーさんへお願いをして、実際の商品をお借りしてみました。

飛騨産業の「medel(メデル)」。
天然木でつくられた、猫のための家具とのこと。

猫が登ったり、くつろいだり。
ソファサイドに置くと、サイドテーブルにもなります。

デザインを手がけたのは、設計事務所ima の小林恭さん・小林マナさん。
ご自身も猫と暮らすおふたりです。

22万円のキャットタワー。それでも「発明では?」と思った

価格は、22万円。

にゃん十にゃん万円!!!の、キャットタワー

…正直に言えば、誰にでもおすすめできる価格ではありません。

が、見れば見るほど、あれ?これは発明なのでは??と感じられたので
ちょっと聞いてください。

インテリアのテイストを選ばない、万能なシルエット

まずシルエットが群を抜いておしゃれですよね。
インテリアのテイストを選ばない万能シルエット。

飛騨産業の猫家具medel(IC640)の天板と棚板に乗る2匹の黒白猫
上の天板と、中段の棚板。2匹が同時に、それぞれの居場所を持てる。

天然木だから、爪痕が残る

デザインはもちろんのこと
この家具で私が特にいいなと思ったのは、天然木であること。

使われているのは国産のクリ材。
それも、家具にするには小さすぎる材を集成してつくられているそうです。

天然木ということは、きっと猫さんがジャンプしたとき
背伸びにつかったとき、爪痕が残ると思うんですよね。

塗装されているとはいえ
絶対に新品のままではいられない。

けれどそれはつまり、その傷も含めて家具が少しずつ
その家族だけのものになっていくということ。

猫が使わなくなっても、そばに置いておける

クリの木目が美しい天板部分。

キャットタワーや猫トイレは、猫が使わなくなれば役目を終えます。
自宅に置いておく「理由」がなくなるから。

記念に置いておこうという強い気持ちも
いつしか暮らしの中で生じる「無理」に説き伏せられ、諦める。

その瞬間に無性に感じる寂しさと現実と。

けれど、「medel(メデル)」は違っていて、それがこの家具の
特別な存在理由、というか、発明といえる部分です。

猫が使わなくなったあとも、サイドテーブルや花台として家の中に置いておける。
うちの子がつけた傷が残ったままで。

その傷を見れば、その子がここにいたことを思い出す。

写真のように「思い出すためにしまっておく」のではない
家族が暮らす空間の中で、毎日コーヒーや本をのせながら
その子との時間を残し続ける。

その子の記憶を、保持してくれる家具。

「medel」という名前は、愛でるから

お察しの通り、商品名の「medel」は、「愛でる」から。

猫が使っている姿を愛でる。
猫がつけた傷を愛でる。

そして、何年も一緒に暮らしたあと、その家具そのものを愛でる。

そう考えると、とてもよく似合う名前です。

猫家具medel(メデル)のロゴ
ロゴのdとlが、猫のしっぽのピンとした様子にも見えます。

猫との暮らしには、始まりと終わりがあります。
だからこそ、今、一緒にいる時間を大切にしたい。

家具についた小さな傷も、少しずつ変わっていく木の表情も
いつか振り返れば、その子と暮らした時間の一部になっているのかもしれません。

ずっと最後まで、無理なくそばに置ける家具。

きっと最後まで、そばに寄り添っていてくれる家具。

そんな家具なら、今からその時間を育ててみたい。

まだ新品の木肌を指でなぞりながら
そんなことを、思いました。

なおこちらの売り上げの一部は、
保護猫支援に活用されるそうです。

公式の写真に写っている猫さんたちも、じつは元保護猫の兄弟猫なのだそう。

愛でる対象が、うちの子の外側にも少しだけ広がる。
そういう買い物でもあるようです。

ずっと一緒に。

詳しいコンセプトと、ご購入は飛騨産業の公式ページから。

medel(メデル)IC640 基本情報

medel IC640の図面。上面図・正面図・側面図
medel IC640の図面。中段の棚板が、そのままサイドテーブルになる。
品番IC640
ブランド飛騨産業(HIDA)
デザイン設計事務所ima(小林恭・小林マナ)
主材国産クリ(集成材)
塗色NY色(ポリウレタン樹脂塗装)
高さ90cm(天板)
価格220,000円(税込)/受注生産
保証木部10年保証
その他売り上げの一部を動物保護団体へ寄付

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この記事の執筆者
kasai kasai
kasai

青森県生まれ。編集者、広報職、不動産営業職を経て、2018年、仲介手数料の一部が保護猫支援につながる「ネコリパ不動産」を立ち上げる。現在は、ペットと眠る自然葬霊園「那須の丘」代表。これまでに暮らした猫は、保護猫・一時預かりを含め通算30匹。現在は、12歳のおんにゃの子、5歳児(ヒト)、夫(ヒト)と暮らす4人家族。

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